隣接地に住宅以外のものがあれば、良くも悪くも価格に影響します。普通の査定では、工場の類があれば5〜10%程度は減価するでしょう。ただ、あくまでその施設がある事自体の評価なので、例えばそれにより日照や眺望、通風、住環境等に影響が生じるのでしたら、別途減価の対象になり得ます。土壌汚染が懸念されれば、そもそも一般個人が住宅として購入するのに適した土地とは見られないと思いますが、それ程深刻な影響を与えうる工場が住宅の隣に建つ、という事は、都市計画で定められる筈の「用途制限」上、ちょっと考えづらいです。普通は住宅か工場かのどちらかが建築禁止になる筈ですので。土壌汚染の調査は可能ですが、通常の売買であれば、売主にさせる、というのは無理があると思われます。本来はそうするべきかも知れないですが、費用がかかる事は嫌がるのが普通の売主さんなので、そういう話を持ちかけた瞬間、「そんなうるさい事言う人には売りたくない」という結論が返ってくると思われますので。個人的には、調査をしたい、と思うのが妥当な様なら、購入自体見送った方が無難かと思います。
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